安定供給の責務

愛知川砂利採取業協同組合
理事長 山口甚五郎

愛知川砂利採取業協同組合は、1955年(昭和30年)当時の建設省の安全な河川整備と安定的基礎素材の確保との指導のもと、1956年(昭和31年)30余社の企業が組合設立に参加いたしました。
以来1河川1組合の指導により、愛知川及びその水系の砂利原石採取を当組合に許可されると共に、基礎素材である砂利類の安定供給という責務を負い、河川愛護を使命として安定した企業体を確立すべく、歩みを進めてまいりました。
平成26年5月開催の第57期通常総会において、第6代理事長に選出され8年の月日が流れましたが、責任の重さや健全経営への取り組みの厳しさに、日々覚悟を新たにしております。
先輩諸兄の努力を心に刻み、愛知川を守る事は、私達の暮らしを命の循環を守る事であり、廃プラスチック問題やゴミの不法投棄、生態系の変化などに目を凝らし、かつインフラ整備に欠かせない基礎素材の安定供給も又、私達の暮らしを守り豊かにすることであるとの自負のもと、この二つの命題を全うすべく、努力邁進する所存です。
また、未だ依然として、業界や中小企業には厳しい経営環境が続いておりますが、政権の成長戦略や地方経済の活性化への施策に期待を持ちつつ、需要に的確に応える生産体制を維持し、堅実、誠実な経営を推進してまいります。
どうか皆様方のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

砂利
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